第8回特別講演会 落合恵子さん

落合恵子さん講演会「自分を生ききるー本がここにある充実」ご案内

日 時:2025年11月1日(土)14:00~16:00(開場13:30)
会 場:武蔵野スイングビル2階武蔵野スイングホール

    JR中央線、西武多摩川線武蔵境駅北口徒歩2分 
    申込先着160名 自由席
聴講料:1500円(学生500円)

講演後サイン会の開催を予定しています

本講演会は、定員に達しましたのでお申込みを締切らせていただきました。

落合恵子さんからのメッセージ:
子どもの時から、本だけは身近にありました。
シングルで母親になったわたしの母は、本だけは潤沢に、しかも自由に買ってくれました。敗戦直後のモノのない時代に。
本は人見知りの激しい子どもだったわたしと、外の世界を結ぶ木製の玩具の機関車のようなものであり、同時に、わたしと、わたしの中に隠れている内なるわたしを結んでくれる、糸電話のようなものでもありました。
来年50周年を迎えるクレヨンハウスは、ひとりの子どもの外と内を結ぶメディアでもあると思っています。
大人にとっても同じだと思います。

落合恵子さんプロフィール
作家、エッセイスト。子どもの本の専門店クレヨンハウス主宰。育児と育自の雑誌・月刊『クーヨン』&オーガニックマガジン『いいね』発行人。
終戦の年の1945年、栃木県に生まれる。明治大学卒業後、67年に文化放送に入社。DJとして活躍し、「レモンちゃん」の愛称で大人気を博した。74年に退社し作家生活に入る。『スプーン一杯の幸せ』シリーズがベストセラーに。性暴力を告発する衝撃的小説『ザ・レイプ』を世に問い話題に。作家として一貫して、女性や子ども、高齢者、障害のある人など、苦しみながら生きる社会の少数派やか弱い人たちの声をすくい上げて発信。社会の在り方や「常識」を問い、社会矛盾や不正義を糺す問題提起をつづける。
作家活動や言論活動と並行して東京・大阪で始めた、来年創業半世紀を迎える子どもの本の専門店「クレヨンハウス」は、高い評価を獲得し、子どものための文化の拠点として定着。さらに、「読んでいる本で人間の感受性や論理性が形づくられる」ように、人の健康は食べるものによって作られるという信念から、「クレヨンハウス」で有機農産物の販売を行い、JAS認定のオーガニックレストランを開店。
東日本大震災以後、「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」を結成し、原発反対運動の先頭に立つ。クレヨンハウスに多彩な講師を迎えて、命の在り方を問う「原発とエネルギーを学ぶ朝の教室」を既に170回近く開催。持続的に反原発運動を続ける。
憲法の理念を一貫して自らの生き方として実践し、平和の大切さを訴え続ける。「21世紀を新たな戦前にしないために」何ができるかを問い、声を上げることの大切さを説く。

落合恵子さんの著作&翻訳書
作家としての活動は小説、エッセイ、翻訳など多岐にわたり著訳書多数。
近年の著作に、『偶然の家族』(東京新聞出版)、『わたしたち』(河出書房新社)、『泣きかたをわすれていた』(河出文庫)、『明るい覚悟 こんな時代に』『母に歌う子守唄 介護、そして見送ったあとに』『質問 老いることはいやですか? 』 (いずれも朝日文庫)、『てんつく怒髪 3・11、それからの日々』(岩波書店)など。
翻訳書にアン・モロウ・リンドバーグ『海からの贈りもの』、メイ・サートン『わたしの愛する孤独』(いずれも立風書房)等のほか、児童書『ママたちが言った』『悲しみのゴリラ』『あの湖のあの家におきたこと」『おやすみ、ぼく』(いずれもクレヨンハウス)、『その手がおぼえてる』『とびっきりのともだち』(いずれもBL出版)など。

主催:出版NPO本をたのしもう会
連絡先:<info@npo-honwotanoshimou.com>